KIRSCHENHAIN - 桜の森 プロジェクト
1996年、オーストリア建国1000年を記念して、日本からウィーン市に1000本の桜の木が寄贈されました。市の庭園局と森林局は、この記念すべき贈り物である桜の木を植え付けることを引き受けました。そのうち149本が、桜の森として今回ドナウインゼルに植樹されます。ウィーン市(第49局−森林局と第45局−庭園局)は日本国大使館と共同で、両国間の緊密な結びつきを広く目に見える印として示すため、「レオポルズベルクの麓」にある魅力的な場所を選定しました。この桜の森は、森林局と日本人芸術家グループ「トゥー・ザ・ウッズ」(森口章代と森口雅浩)との共同作業によって形作られています。芸術家グループ「トゥー・ザ・ウッズ」はそのために、ウィーン市に100個の石造彫刻を寄付しました。計画全体もこのグループが引き受けました。桜並木に加え、それぞれ5本の桜の木がちょうど桜の花弁のように並んだ14のグループとして植えられます。そして100個の花崗岩が、まわりの自然に調和して桜の木の間に設置されます。ドナウインゼルの桜の森はこうして、人々のために、ドナウインゼルの自然に調和し包み込まれたユニークなレクリエーション空間に成長することになります。
ヘルベルト・ヴァイディンガー
ウィーン市第49局−森林局
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